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エキスパートコラム

  • 2025.9.15

不動産のインスペクション

中古不動産の売買において、建物の状態を客観的に調査する「インスペクション」が重要な役割を果たしています。安心・安全な取引を実現するこの制度について、実施方法や費用、依頼先などの基本的な仕組みを詳しくご紹介します。


不動産におけるインスペクションとは

 インスペクションとは、中古戸建や中古マンション等の既存住宅を対象に劣化や不具合がないかを確認する「建物状況調査」のことです。実施することにより、売主も買主も安心して不動産売買ができるようになります。不動産会社は媒介契約時に、売主と買主にインスペクションの斡旋について説明することが法律によって義務付けられており、双方が実施を依頼できます。

特定の講習を受けた建築士が実施

 国土交通大臣の登録を受けた団体による、「既存住宅状況調査技術者講習」を修了した建築士(建築士事務所所属)が、ガイドラインに沿って客観的に売買物件を調査し、現状を報告します。

インスペクションの依頼方法と費用相場

 インスペクションを実施するためには、既存住宅状況調査技術者である建築士への依頼が必要です。不動産会社からの斡旋により依頼する方法と、技術者の検索サイトや技術者講習登録団体のホームページから検索して、自ら探し依頼する方法があります。費用は建築事務所や検査内容、物件によって異なりますが、一戸建て住宅の場合、目視と簡単な器具による調査で、およそ5〜7万円が相場です。

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